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『としまえん』行こうって言う女は絶対に信用しちゃダメ、絶対

開始早々にモブが犠牲になる映画。それが『としまえん』。作中のニコ生実況者が早々にエスケープする時点で感じる通り、これは駄作だ。でも見てしまう。それがホラー好きってもんだ。

 

簡単なあらすじ
老舗遊園地としまえんを舞台に、都市伝説の『としまえんの呪い』を実践した仲のいい女子大生5人組が、一人ずつ姿を消していくという、元NGT48の北原里英が主演したジャパニーズホラー映画。

撮影には『としまえん』が全面協力し、実際の都市伝説の噂も背景にして怖さを演出。

 

小休止とみせかけて

正直に言おう。俺は『自殺サークル』『高速ばあば』、もしくは『ひとりかくれんぼ』と同じ類だろうと思ってこの作品を視聴した。つまり、小休止だ。ホラー映画観すぎの脳ミソのご褒美タイムとでも言えば聞こえは良いだろうか。俺的最恐ホラーは『死霊館』なんだけどね、ジェームズ・ワン監督レベルのホラーを一日に3本とか観てると脳が疲れるんだよ。「あの~!そろそろ休憩頂いても良いでしょうかァ!?」って、脳が半ギレで抗議してくる。バイトですら休ませなきゃコンプラ的にNGな昨今、脳も休ませなきゃイカン。

さぁ本題に入ろう。本作は現実にもある遊園地・としまえんを舞台にしたホラー映画だ。女子大生5人がとしまえんのお化け屋敷を訪れてからストーリーは動き出す。開始15分で取り敢えず一人餌食になるんだけどね。そこからが本番。最初餌食になった女子大生から芋づる式に蔓延していく被害の嵐。そう、『着信アリ』と似た構成だ。柴咲コウ好きの俺はここで一回当時の恐怖を想起した(ちなみに堀北真希の方が好き)。

毎回この手のJホラーを観ると、なまじストーリーが入り組んでいるモノが多く。その上、答えは視聴者に丸投げするというクリエイティビティを履き違えまくっているから厄介だ。脳を休ませることすら叶わんのかコイツらは。

 

そもそも「としまえん」と言えば

昔から「お化け屋敷」には本物が出るとホラー好きの間で噂されていた(というか、ホラー好き以外にも結構有名かも? なんかみんな知ってる気がする)。俺が知ってるだけでも火の玉が見えるとか、全自動&スタッフ無しで運営してるハズなのに”明らかに機械じゃない何か”を見たりとか。まぁ、俺は心霊スポットには行かないと心に決めているので体験してないんですけどね…。ホラーは映画だけで十分だ。

他にもミラーハウスに幼女の霊が出るとか、古い洋館(個人的にはこっちの方がヤバイ)は取り壊しようとする度に呪いが降りかかるとか、怖い噂が絶えない。それをどんな感じで映画化してくれるのかなぁと思ったらまさかの噂スポットてんこ盛りで、そこに関しては「やるな」と思ったのが本音。中々にツボを弁えておる。と、思っていたが本編全体に関してはやっぱり内容がよく頭に入ってこなかった(ちなみに作中後半クライマックスの主戦場に選ばれたのは「電気室」)。強制的に脳を休ませるため、俺は考えることをやめた。

zoom飲み翌日の二日酔いの脳ミソにとってはちょうど良かったと言える。

キタリエは可愛い。

映画『としまえん』
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