北米発のアニメ『RWBY』はもっと人に知られて良いと思うんだ

RWBY』というアニメはご存じだろうか。と言っても、知らなくても無理はない。地上波で放送しているアニメではないし、そもそも日本で制作している作品ではないからだ。だが俺は声を大にして言いたい。これこそが隠れた名作だ。

塵から生まれた存在である人類は、その誕生から間もなくしてグリムという存在の脅威に脅かされていた。彼らは人類とその創造物を破壊し、それによって人類は滅亡の危機へと追いやられる。しかし、人類は元来持っているその強さと賢さによってダストという力を発見する。ダストによってグリムを退けることに成功した人類は、ついに訪れた平和な時間を謳歌していた。 15歳の少女ルビー・ローズ (Ruby Rose) はグリムを退治する存在であるハンターに憧れ、ハンター養成所であるビーコン・アカデミーへ入学する。そこでチームRWBY(ルビー)のリーダーとなった彼女に様々な苦難が襲い掛かるが、そんな苦難を仲間と乗り越え、ともに徐々に成長していく。Wikipediaより引用

 

 

【作品概要】

2013年にアメリカの制作会社が発表した『RWBY』。2014年には国際WEBアカデミー賞の最優秀アニメーションシリーズ賞を受賞し、当時ニコニコ動画で公開(というか転載)された時はその高クオリティな映像美と日本人好みの超絶戦闘アクションで多くのネットフリークを興奮させたグリム童話の『赤ずきん』モチーフの主人公(Ruby)、白雪姫モチーフの相棒(Weiss)など基本設定も良い塩梅でエモく、『ブラック★ロックシューター』『天元突破グレンラガン』をはじめ日本のアニメに色濃く影響を受けて作ったと監督が話している通り、日本アニメ文化に造詣が深いクソナードほど良い意味で深みにハマりやすい物語構成となっている。

何を隠そう、俺も当時はニコニコでトレーラーが公開された時に「すげぇアニメが出てきたな……」と感嘆した一人だ(たぶん計200回は再生した)。だがそれ以降、地上波でアニメ本編が放送されているわけではないのでしっかりとストーリーを確認することはなく、時折YouTubeで公開されている戦闘シーン集やMADを観るくらいだった。

けど、つい最近AmazonDVDがレンタルできることを知って今更ながら本編をチェックしたワケですよ……いや、もう、死ぬほど面白くて驚いた。戦闘シーンがすごいのは知ってたけど、「しょせん日本人の真似して外人が作ったテンプレストーリーなんだろ~」と思っていた俺の固定観念を軽々払拭し、キャラ同士の絶妙にハイセンスな掛け合いと要所での爆発的な盛り上がりによって俺の心は一気に虜にされ、Volume1~3までをイッキ観。「めちゃくちゃ面白れぇじゃねぇか……」と半ば放心状態の中、天井を見上げて呟いた

アメリカ制作のアニメであり、いわゆる萌え絵のような日本の王道作画ではない、ある種特殊な位置付けのアニメではあるが「これは間違いなくもっと日本で知られた方が良いアニメだ」と確信したため今こうして記事を書いている次第。この作品のクオリティがここまで高いということを認識していなかった俺を殴りたい

 

 

息もつかせぬ王道ファンタジー

さて、ここからは簡単に『RWBY』のストーリーを紹介しよう。と言ってもこの記事を書いている時点で俺はVOLUME5まで視聴しているので、中盤位まで把握していることになるんだが……導入編ということで、『THE BEGINNING』と公式でサブタイトルが付けられているVOLUME1~3までの内容をエクストリームに語りたい

 

≪VOLUME1≫

前述の【あらすじ】にも載せた通り、ハンター養成学校である[ビーコンアカデミー]に飛び級入学することになるRuby。序盤はまずこの入学後の学園生活を軸にして進んでいく。入学後、RubyはWeiss・Blake・姉であるYangとフォーマンセルのチームを組むことになるんだけど(基本的に新入生は全員がチームに所属することになる)、このチーム結成の際の実技試験が本当にアツい

何がアツいか。教師に勝手に組まされた少年少女がいきなりグリムという化物と戦いながらミッションをこなさなければいけない、いわゆる超危険な新入生レクリエーションとでも認識してくれれば良いだろう。例えるなら大学入学してすぐに催されるあの吐き気を催すコミュ障狩りだ。将来が明るいコミュ力お化け(陽キャ)でない限り、出会って直ぐの他人と協力作業なんて出来るワケないというのが俺の超個人的な持論だ。例に漏れず、RubyはWeissと喧嘩をしてしまう。でも物語というのは悲しいくらいに劇的である訳で、衝突しながらも協力して「チームとして」この実技試験を乗り越え成長していく彼女たちの姿は必見。そして試験最後に全員が協力して敵を倒すバトルアクション(と、バトルBGM)は末永く語られるだろう、つまり超必見だ

試験後、無事にチーム[RWBY]としてまとまったRuby・Weiss・Blake・Yangだったが、また新たな問題が勃発。どんなチームにも輪を乱す愚者はいるものだが……種族問題は根が深すぎるぜ…ということでまたまた喧嘩します。いいね、若者は喧嘩してナンボだからな。互いの身の上が相容れない時の喧嘩ほど、冷静になって相手の気持ちを察するのが大事というのも俺の持論なのだが、時には真正面から自分の意見をぶつけ合うのも大事だ。その積み重ねの結果が本当の友達だからな。というわけで、VOLUME1ラストでは物語の本筋が少しだけ動きます。と同時に、物語の世界観とその中での主人公たちの立ち位置もなんとなく把握できてくる。ここまで視聴した人は気づけると思う、「あれ? この作品……アクションシーンだけが見所だと思ってたけど、案外内容深くない?」ということに。コングラチュレーション。

 

≪VOLUME2≫

VOLUME1ラストから引き続き、物語の本筋を進めつつ、和気藹々とした学園生活の様子が見れるVOLUME2。全エピソードを観終わった後だと、起承転結の「承」にあたっていたというのが素直な感想だ。このVOLUME2で物語の核心的な部分が大きく動き出す

まず、明確に敵勢力が表に出てくるというのが一番重要な展開と言えるだろう。平和な学生生活を送るRuby達の裏で蠢く闇。絶望はいつも幸せと隣り合わせだからな……順調と思っている時ほど落とし穴が足元に転がってるもんよ。だがダンスパーティの回は登場人物たちが良い感じで平和な青春を謳歌している貴重な話なので、是非とも見て欲しい(束の間の青春…)。

そして動き出すメインシナリオ。プロハンター同伴の任務につくチームRWBY。ここでWeiss・Blake・Yangは「なぜハンターを目指すのか」という問いをプロから突き付けられるが、自分の中で明確な答えを見つけることが出来なく、落ち込んでしまう(Rubyは聞かれない)。地味にこの若者葛藤パートが良いんだよね。進もうとしている道に対して明確な答えがないまま進んだ時、この認識の差は、持っている者と比べて致命的な差となる(もちろん結果にも大きく影響してくる)。思い返して頂きたい、会社やアルバイト先で、ただ流されるがまま仕事をこなす新入よりも、自分でやりたいことが言語化できている新人の方が仕事のクオリティが遥かに高いと感じたことは無いだろうか。また、自分自身が仕事に対して熱を持っていないことに客観的に気付かされたことは無いだろうか。それ。といっても、今を精一杯生きることしかできないのが人間なので、そんなたいそうな考えを持って行動できている人の方が少ないのが現実。問題は気づいた時の危機意識と柔軟な考え方だと思います(何様)。

というわけで『RWBY』において貴重な青春パートが観れるVOLUME2のざっくり紹介でした。VOLUME3からは一気にシリアスになるというか、鬱展開というか、オブラートに包んでも絶望要素が大きいので……。学生たちが日常を楽しみ・悩み・成長していくバラエティに富んだ内容となっている。人によってはこのVOLUME2が一番好きかもしれない

 

≪VOLUME3≫

VOLUME3では学校対抗のバトルイベントが開催される。もちろんチームRWBYも出場することになるのだが……中盤でYangの衝撃的な一撃からこの物語における絶望が始まる。一応、この衝撃の中盤まではWeissの姉が出て着たり、Rubyのおじさんが登場したりと見所はたくさんあるんだが(物語の核心的な設定も明らかになる)、そんなことどうでも良いくらいに怒涛の絶望展開なので、もはやよく覚えていない

ここからはもう急転直下だ。Rubyの友達としてこれまで何度も視聴者を癒してくれた人物が敵の策略によって上半身と下半身に分かれたり、人格的に一番優れていたであろう優秀な人物(裏ヒロインといっても過言ではない)が塵となって消えたり、そもそも学校(というか、国?)が崩壊したり、「おいおい、ここまで一気に今までの学園コメディをぶっ壊すか……?」と言わざるを得ない急展開に脳ミソが思考不可能に陥る。でも、分かって欲しいのは、『スクールランブル』みたいな所謂強引な鬱展開ではないんだということ。このVOLUME3こそが『RWBY』の分岐点であり起承転結の「転」、そして一つの「結」なんだってことを理解して欲しい。そもそも、学園ラブコメをやるだけの話だったら俺だってこうやって記事を書くことは無い。「世の中の絶望に対して立ち向かう少年少女」これこそが『RWBY』の描きたいことなのではないだろうかということに俺はようやく気付けたんだ。

てな感じで、すごく鬱展開だよってことばっかり強調してしまったけど。実際このVOLUME3が『RWBY』の中で一番評価が高いし、俺としても一番面白いと感じた。『THE BEGINNING』とは言い得て妙で、ここでキャッキャウフフの学園モノは終了。今までは完全に序章でしたぁ~、ここから血で血を洗う真の物語が始まりますよぉ~ということなんだよ! いや……なんていうか、俺の語彙力が足らな過ぎて正しく伝えられているか分からないけど……とにかく『RWBY』はここからスタートする。VOLUME4・VOLUME5と進むにつれてこの物語の本筋が進行していき、ドンドン面白くなっているので、まだ視聴してない人はぜひとも観て欲しい。

ちなみに、俺としては日本語翻訳版がオススメだ。スピード感あふれるアクションを堪能するためには字幕は勿体ない。それになんてったって声優陣がめっちゃ豪華だからな

漫画版『RWBY』

日米同時連載として満を持しての本編公式コミカライズが2015年『ウルトラジャンプ』にて開始された。作者は木並文太さん。これが初作品なわけはないと思うんだけど、個人的に絵がすごく好き(『DOGS / BULLETS & CARNAGE』や、supercellにイラスト提供していることでも知られる三輪士郎さんのアンソロジー版も存在する)。

アニメ版とはちょっと違った側面を描いてくれているので、こちらはこちらでアツい。『ジャンプ+』でも読むことは出来るし、単行本で言えば3冊くらいなので、アニメ視聴の前にどんな感じか把握するには持って来いだ。試しにどうぞ

 

≪無料試し読み≫

まんが王国

ちなみに、全部読むほどじゃないって人の為に『RWBY』を無料試し読みできるサイトを紹介しておこう。

俺がよく利用しているのはまんが王国だ。

漫画を読むときに試し読みをすることは大事だと俺は思っていて。自分に合っているかを手っ取り早く確認するには、まず読むことだ。何よりもまず行動っていうし、ここで『RWBY』の世界を覗いてみては如何だろうか。利用できるものは何でも利用すべきというのが俺のポリシーだ。俺も結構ずっと使ってるから安全面は問題ないハズ。

ちなみに、漫画漬けの日々を送る俺は
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【まとめ】

というわけで久しぶりの更新は『RWBY』について語りました。

正直本作に関しては「存在は知っているけど詳しくは知らない」という人が殆どだと思う。もしくは存在すら知らないか。だがクオリティは俺が保証するので気が向いたら観て欲しい。理不尽な世の中で、御伽噺を夢見るくらいは誰もが持つ権利だと思います

ではまた。

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