すべての30代は恋愛せずに『九龍ジェネリックロマンス』読んどけば良い

俺はよく言われる。「いい歳して少女漫画なんて読むな」と。じゃあ大人は何を読んでトキメキを感じれば良いんだ? 答えはこの『九龍ジェネリックロマンス』だ。

【あらすじ】

此処は東洋の魔窟、九龍城砦。ノスタルジー溢れる人々が暮らし、街並みに過去・現在・未来が交差するディストピア。はたらく30代男女の非日常で贈る日常と密かな想いと関係性をあざやかに描き出す理想的なラヴロマンスを貴方に――。『少年ジャンプ+』より引用

 

【作品概要】

『恋は雨上がりのように』で人生の雨宿りを描いた眉月じゅん先生がヤングジャンプで連載している本作。

前述の恋雨は『月刊! スピリッツ』にて2014年から2016年まで連載し、叙情的な絵心とストーリーに多くの読者の心が瑞々しく潤った。アニメ化とほぼ同時期に実写映画化も果たし、小松奈々との人生における可能性を示してくれた世のオヤジ達のオアシス的大名作。

こんな偉業を成し遂げた眉月先生の新作とあっては、チェックしない訳にはいかない。ヤンジャンでの連載開始時に友達から勧められた俺は呑みの席で1話を読み、結果ハマった。これこそが大人が読むロマンスだ

ちなみに、漫画漬けの日々を送る俺は
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それではお待ちかね。下記にて『九龍ジェネリックロマンス』に関して独善的に語っていく。楽しく読んで、作品のことを好きになってくれると嬉しい。

 

ノスタルジックな世界

この物語を語る上で、絶対に話しておかなければならないのは舞台となる”九龍”に関してだろう。一言でいえば、とにかくこの街のノスタルジックさが◎! 吉祥寺のハーモニカ横丁が居心地良く感じるように、浅草のホッピー通りに対して謎の郷愁を抱くように、大人のセンチメンタルな部分を刺激する力がある。何回酔いつぶれて財布失くしてもこれらの街は好きだもんな!

若干、俺の闇の部分が顔を出したが、気にせず読み進めてくれ。とにかく、舞台となる街の雰囲気が秀逸なんだ。そもそも九龍ってのは現実の香港にもあった地域名称で、イギリスやらなんやらの難しいアレで大変だった場所。今となっては急速な技術革新によってアルティメット進化を遂げ、高層ビル立ちまくりのスーパー都会だから気になる人はGoogleマップで見てみよう。

というわけで、本作では今となっては存在しない過去の九龍(のオマージュ)が舞台として描かれるんだけど。何故だか読んでいるこちらもこの街が懐かしいような気がしてくるから不思議だ(ノスタルジーってのは自己の記憶に起因する訳ではないらしい)。ただ、面白いのは作中の登場人物たちも読者と同様に“何故だか分からないけど、この街は懐かしい”と思っている描写で溢れている。←これ、物語上かなり重要ポイントだから要チェキな。

 

「懐かしさ=恋」

そして出てくる「懐かしいって感情は、恋と同じだと思ってる」というパワーワード。強い、強いぞ。この発言単体で読むと即座には理解し難いが、この『九龍ジェネリックロマンス』を読めば全て理解できるし、この発言自体が深い。なんならこの作品の主軸はラブロマンスだからな。ではお待ちかね、ここからは本作のロマンス的側面を語っていこう。

 

 

大人のリアルな恋愛模様

しまった……俺がキュンキュンした箇所を抜粋した結果、詰め込みすぎた。上の画像を見て貰えば分かる通り、この『九龍ジェネリックロマンス』では、ヒロイン&主人公である鯨井が同じ会社の先輩・工藤に恋をしていく過程が非常に生々しく描かれている。これが超絶GOOD。いわゆる少女漫画ってのは、少女(と、俺)をトキめかせるように何処か現実離れした展開だったり、恋をしていく過程が突飛だったりすることも多い。でも本作は天下の『ヤングジャンプ』、描くぜぇ~、リアルに。女心という未知のラビリンスを男の俺に完全に理解することは勿論できないが、恋が始まる瞬間っていうのは、きっとこんな感じなんじゃないかと思ってしまう。このアダルティな感情の機微を的確に描くところは流石の一言。

「視力が良くなると、今まで目に入らなかったものも見えるようになる。知らなかったクセを見つけると嬉しいし、もっと触れてみたくなる。」急~にッ! 急に触れてみたくなるッ! そうだよな、意中の相手の新たな一面を見れると嬉しいもんな。視力が良くなって、相手のことをしっかりと見れるようになるなんて至福の極みだと思う(ちなみに俺は視力悪すぎて裸眼だと世界一面がパウダースノー。好きな人を見るよりもまず世界を好きになりたい)

で、いつも通り仕事をしている時に思うんだよな。何気ない仕事への考え方や、ふとした仕草、ちょっと良いな……って思ってる時、タイミングを見計らったかのように優しく接してくれたりしたら思っちゃうよ。「私、この人のことが好きだ」ってな。自覚したら終わりよ。そこから一気に思考はオリエント急行。目的地に着くまで途中下車は許されず、あの手この手と恋愛終着駅まで走らされること間違いなし。でもそれで良いと俺は思うんだ、だって人間だもの

これ以上恋愛について考えていると頭がおかしくなる気がしてきたので、まとめよう。とにかく本作は、”30代の恋愛”というものを非常にリアルに描いている(鯨井は32歳)。30歳の俺が言うんだから間違いない

もうこの歳になるとさ、10代の頃みたいに甘酸っぱい感情なんて忘れてしまっているワケですよ。日々の仕事に追われて、気づけば長年独り身だったなんてよく聞く話よ。でもそのスイッチが一瞬で切り替わる瞬間が来るんだよ、ある日突然。そうなったらもう止められん。自分なりに手探りで恋していくしかないんだ。本作はその”手探りで恋していく”為の教科書だと思うね

 

 

≪無料試し読み≫

まんが王国

ちなみに、『九龍ジェネリックロマンス』を無料試し読みできるサイトも紹介しておこう。俺がよく利用しているのはまんが王国だ。

漫画を読むときに試し読みをすることは大事だと俺は思っていて。自分に合っているかを手っ取り早く確認するには、まず読むことだと信じている。何よりもまず行動っていうしな。漫画も一緒よ。是非自分で読んでみて、『九龍ジェネリックロマンス』の世界にハマって欲しい。

漫画王国では今登録する半額クーポンが必ず貰えるからオススメ。利用できるものは何でも利用すべきというのが俺のポリシーだ。俺も結構ずっと使ってるから安全面は問題ないハズ。

 

 

甘いだけでは終わらない

と、ここまでは本作がどれだけ大人が読むべき恋愛作品かという点にフォーカスを当ててきたが、それだけでは終わらないのがこの作品の一番重要なポイント

恋愛という要素をしっかり重要なファクターとして内包しつつも、読者全員が驚愕し、すべてが引っくり返される瞬間がこの作品には存在する。あまりにも衝撃的だったし、ここを踏まえてから改めて読み返すと今までの鯨井・工藤の不可思議な言動も合点がいくところが出てくる。アハ体験だ。

このターニングポイントについてもこの記事で書こうと思ってたんだけど、さすがにネタバレが過ぎるからやめておこうと思う(個人的にはすごく書きたいので、いつか別記事にて、乞うご期待)。

【まとめ】

ということで、今回は『九龍ジェネリックロマンス』について語りました。ここまでアニメ化→実写映画化までのブレイクが容易に想像できる作品も存在しないだろう。俺なんかは恋愛作品も好きだし、SF作品も好きだし、香港に対して何故か郷愁を感じているからさ、ドンピシャに突き刺さった。鯨井も上の画像で言っている通り、面白いかどうかは自分で読んで、自分で決めて欲しい。絶対面白いから。ではまた。

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