『GREAT PRETENDER』が『コンフィデンスマンJP』超えたと思うのは俺だけ?

熟成されたスープのように、どんどん味が出てくる。それが物語の醍醐味ってもんだ。また、登場人物に魅力があればあるほどそれは顕著だと思うんだ。

あらすじ

自称“日本一の詐欺師”こと枝村真人(エダマメ)は、年寄りや旅行客相手に詐欺を働いていた。 そんなある日、標的に選んだ外国人バックパッカーはまさかの同業者だった! 彼の名はローラン・ティエリー。エダマメを気に入ったローランは、ロサンゼルス・ハリウッドで“ある勝負”を提案する。公式サイト 第一話

キャラデザ貞本義行で贈る、極上のコンゲーム。以前にも本作に関しての記事を書いたのでそっちの記事も是非。

 

 

詐欺物語最終章

CASE1:ロサンゼルス
CASE2:シンガポール
CASE3:ロンドン

と、今までの話で世界を股にかけて騙し続けてきたエダマメの詐欺師人生も遂に佳境。最後の舞台は日本。日本の暗黒面を相手取った騙し合い(もはや化かし合い)が繰り広げられる。俺はシンシアが主役として活躍するCASE3が一番好きなんだけどね。今回のCASE4も中々……。エダマメの父親も出てくるし、ローランの過去も明らかになっていく。いやもうこれを待ってました感ヤバい。全くもって視聴者の気持ちを分かっておる

 

 

鍵キャラ:ドロシー

前述のローラン過去編で出てくる超重要キーマン、ドロシー。この娘が何よりも曲者。一見すると白髪黒人ねーちゃんなんだけどね、言うなれば『コンフィデンスマン・JP』で言うところの長澤まさみ。CASE4にして本当の主役の登場と言っても良い。

ローランが詐欺道に入るきっかけとなった師匠的存在で、その実力は現代のローランを彷彿させる超敏腕。しかも、若かりし日のローランと恋仲になっていく月9顔負けのロマンティック展開。更に更に、その時のローランの仲間にはシウォン、オズ(エダマメの実父)もいるという過去編に出てくる奴ら強すぎテンプレ。Fate/zeroもstay nightより全員強かったじゃん、そういうこと。

こういう展開の時に毎回思うことがあるんだが、こういう女師匠的な存在って半端なく魅力的に見えるんだよね。しかも弟子と相思相愛。無敵か。ダー子とボクちゃんが最終回で結ばれて大団円くらいの胸アツ。だが、そこで物語は終わらない。

簡潔に言うと一番大事なところでミスってチーム解散。最愛の人を無くしたローランが自暴自棄になってコンフィデンスゲームに打ち込んでいく様が描かれる。そんな中で新しい仲間であるシンシア・アビー・エダマメとの出会いで現代に繋がる。俺のアニメ評価の方程式を一つ開示しよう、過去編をしっかり描く物語は名作。これ、それ。

 

 

全ての嘘が繋がる

CASE4に関しては15話~23話までの9話構成。1~3のCASEからしたら破格のロングストーリーだ。これ映画でいうと4時間半に相当するからな。制作陣の気合を感じる。もちろん、肝心の中身もその辺の邦画は超えてきてるのが流石。

今回のターゲットは児童売買を生業にする反社ということで、いよいよ本気でブッ騙しに行くのかと思いきや……エダマメの人の好さがキリスト並みに神々しい結果となった。うん、腕の良いコンフィデンスマンは敵も味方も幸せにするんだな。この点で言えば『コンフィデンスマンJP』すらも超えてきた。超秀逸ストーリー。

ティザービジュアルに「全ての嘘は、この時のために―――」っていう何とも格好良さげな文言があって、格好良いこと言ってれば皆が観たくなると思うなよ~と天邪鬼な俺は思ったもんだけど。なるほど、全ての嘘はこの時のためにあったんだなとあっさり納得。例えるなら『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム』でオメガモン初登場してディアボロモンの2000年問題をバッサリ解決した時くらいの爽快感。この感覚は是非とも全話視聴して味わって欲しい。さて、そろそろ断言しとこうか。このアニメは超名作です。

 

 

まとめ

というわけで、『グレートプリテンダー』に関しては二回目の記事になったんだけど。正直予想以上の出来だった。ここまでキャラクター達の内面を深堀してくれるとは思わなかったし、一人ひとりの心情や性格をしっかり描いてくれたからこそ観てる側も感情移入が出来た。なんというか……脚本を手掛ける古沢良太さんのシナリオはアニメだと実写より表現力が上がっているように感じました。実写にできないことをやってのける、これこそ令和のアニメに求められている姿かと。GOODです◎。

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