『可愛いだけじゃない式守さん』しか勝たん

可愛い可愛い可愛い可愛い、そして…カッコ良い。こんな最高な女性がいるだろうか、いや、いない。でも、いたんだよ。『可愛いだけじゃない式守さん』にはね。

【あらすじ】

不幸体質の男子高校生・和泉は同級生の式守とつきあっている。普段の式守は可愛くて優しいが、和泉に訪れた危機や彼の言動に反応して男前なイケメン彼女に変身する。Wikipediaより引用

【作品概要】

「みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2020」で9位、「次にくる漫画大賞 2020」でWEB漫画部門5位に選ばれ、着実にネクストヒットを狙える位置まで快進してきた本作。もともとは作者の真木蛍五さんがTwitterでアップロードしていたショート漫画で、講談社の『マガジンポケット』担当編集者からのオファーで連載化に繋がるという経緯を持つ、まさに新時代のラブコメだ。

『木星少女流星群』の頃から密かにファンになっていた俺にとっては、真木先生がラブコメで連載化と知った時はビッグバンなみの衝撃だった。何故って? 真木先生が描く女の子が滅茶苦茶タイプだからだよ。みなまで言わせるな。

連載当初はTwitterに上がっていた時と同様の枚数(各話4ページ)だったけど、人気が上昇するにつれてページ数が増えていき、話の構成が少年誌っぽく洗練されてきた印象。コミック4巻にて描かれた文化祭編のキュンキュン具合に俺は胸を撃ち抜かれ、存在することのない甘い青春時代に想いを馳せた上で涙を流しながら夢の世界にゴートゥーベッドした。翌朝、俺は目覚めて思ったね。本作は、マガジンを代表する純愛漫画と言っても過言ではない、とアニメ化も決まってるし、これはもっと広く知られねばいかん!とここに書いている所存である。

ちなみに、漫画漬けの日々を送る俺は
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それではお待ちかね。下記にて『可愛いだけじゃない式守さん』に関して独善的に語っていく。楽しく読んで、作品のことを好きになってくれると嬉しい。

 

可愛いだけじゃない

可愛いのは大前提。そして大正義であり真理だ。まずここを理解しような。そしたらこの漫画は楽しめる。

初登場時は小動物のようなあどけない笑顔で”守ってあげたい感”を想起させるビジュアルの式守さん。あらすじにも記載してあるように、不幸体質の和泉はことあるごとに転んだり、車に轢かれそうになったりと随分な不幸体質だが、この災いから彼氏を守る式守さんが非常にイケメン。式守さん本人も自身のカッコ良さに対して特にコンプレックスがあるわけではなく、私服は”可愛い”と”カッコ良い”の二種類を使い分けている節があり、そこもまたイケメン。そう式守さんは「最高にカッコ良いイケメン彼女」なのである。M男必読

 

カッコ良いだけじゃない

と、ここまでは式守さんのカッコ良さにフォーカスを当ててたが、ただ男っぽいだけの彼女でもないのがこの作品の秀逸な点だと俺は思う

そもそも、どんな作品にも男勝りな女性キャラというのはテンプレートのように出てくる。例えば、『コードギアス』で言えば紅月カレン、『天元突破グレンラガン』のヨーコといったように。だが思い返して欲しい、前述した2キャラに関してはお色気要員も兼任していたことを(そこが良かったんだけど)。そう、男勝りな女性キャラという位置づけは二次元において、”男勝り+お色気” or ”究極に男勝り”の2択になりがちだったんだ。つまり本作における”可愛いとカッコ良さの両立”というのは、今まで手が届きそうで届かなかった絶妙な痒い所を見事に掻いてくれたということになる。

ここで上の画像を見直してみよう。ラブコメにはありがちの放課後二人だけの世界(誰が何と言おうと今この世界には二人しか存在しない、いいね?)。風邪をひいたときにお見舞いに来てくれた式守さんに「お礼がしたい」と聞く和泉、それに対して式守さんの返答は「何もしないで」。からの後ろに歩み寄ってぎゅう。戸惑う和泉に投げかけられる「チャージします」。俺もチャージします! 

てな感じで、しっかりと少女らしい可愛さを持つヒロインなんだよ。と言っても、後ろから交際相手を抱きしめてチャージするという行為、これは別に目新しいものではない。数々の少年少女漫画にていともたやすく行われているえげつない行為だ。だが、カッコ良い女の子を描くことに秀でている真木先生、この先生の作画で行われるだけで同じ行為でも全然違う魅せ方となっている。不良が捨て猫に優しくしてるのを見た時と似ているかもしれない。まあ、これは本作を読めば分かると思うが、”カッコ良い”がデフォルトに位置付けられている女の子の”可愛い”を見た時、心は想像以上にときめく

 

理想のパートナーとは

連載開始当初からこんなイケメン彼女と付き合っていた主人公の和泉。彼についても本作の重要なキャラなので触れておきたい。

式守さんだけが目立ちがちな本作だが、実はしっかり彼の成長物語でもあるし、”良い男”という点に関して言えば式守さん以上なのかもしれないと思えてくる。話が進むにつれて明らかになっていくが、これだけ性格も見た目もイケメンな式守さんが何故和泉と付き合っているのか、ここに「イケメンとは?」という答えが隠されていると俺は予想する

上の画像は式守さんが和泉の家に遊びに来た時、和泉の母親に、息子の不幸体質で苦労をかけていると声を掛けられた時のシーンだ。ここでしっかり式守さんが思う和泉の強さが語られている。確かに不幸なことに見舞われることが多い和泉だけど、その分誰よりも理不尽な物事に対して理解がある。そして、そんな自分を卑下することはなく、常に他人のことを気に掛ける彼の姿に対して「とっても強くてかっこいい」と言う式守さん(可愛い)なるほど、深い

どれだけイケメンっぽいことを自然にやってのける人がいたとしても、他人の気持ちを察しないままにその行動をしているとしたら、それはイケメンとは言い難い。逆にどれだけ弱弱しい存在であっても、他人の気持ちを思い遣り行動に移せているとしたら、それはもうイケメンと言っても良いのではないだろうか。そんな和泉の根底の部分に惹かれたからこそ、式守さんは彼と付き合った。素敵やんまぁ普通に和泉イケメンの部類だけどな!

最近友達にソシオパスと言われた俺ですら和泉が人間的に魅力的であることは理解できる。こりゃあ式守さんもメロメロですわ。

 

表情描写力が異常

ここまでで散々語ってきたことからも分かるように、可愛い&カッコ良いを的確に描ける画力に裏付けされた巧みな表情の描写。本作はこの力が飛び抜けている

分かりやすいのが上のシーンだ。遊びに来た式守さんが和泉&和泉母と一緒に映画を観てて、同じシーンで同じ表情をする子供たちに対して慈愛に満ちた眼を向ける母。悲しいシーンを観て、潤んだ瞳で隣を見ると最愛の彼氏の泣き顔。「あ、こんな顔で泣くんだ……」と一瞬呆気に取られつつも、安心と共感により自分の目からも自然と溢れる涙。

台詞なしだからこそ表現できる一連のシーンと言えるが、これを絵だけで表現できるのは常軌を逸している。その辺の俳優でも中々こんな心の機微は演じきれないし、喜怒哀楽+なんか色々ハイブリットした複雑な感情が式守さんの表情だけで表現されている恐ろしさな。あと何よりさ、好きな人と同じモノを見て、同じ感情を共有できるってすごい良いよね……。台詞無しの見開きでこんなことまで読者に気付かせてくれる、真木先生マジすごい

 


【まとめ】

少年向けラブコメ漫画にしては女性ファンが多いと言うが、なんとなく納得できる。行動がイケメンであり、女性から見てカッコ良い女の子像を体現するヒロイン、式守さん。そして頼りなさそうに見えても、愛する人にしっかりと好意を伝え、優しさに溢れる主人公、和泉この2人の存在は数ある少女漫画の登場人物たちにも負けてない

アニメ化によって爆発的に人気が出るのは容易に想像できるし、今やってる修学旅行編では愛情と友情がフュージョンした上質なアオハルが展開されてる。間違いなく目が離せない作品。応援してます。


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